【横浜市】消えゆくカオスの残り香がある街
【うろ覚えデータベース】
店名:AM PIA綱島
場所:東急東横線綱島駅の駅前
閉店・閉鎖時期:2010年には無くなっていたかも(詳細不明)
かつては大正時代に出た鉱泉が元で綱島温泉として昭和後期まではマイナーな温泉街でした。昔の温泉街にどうしても付随してくるのがちょっとした「花街」で、今でも綱島の駅前を夜に通ると近隣の他の駅前に比べると「そういったお店」の客引きとおぼしき男女の姿がそこここに見えます。
そんな歓楽の街という側面のあった綱島駅近辺に、90年頃までは5軒ほどのゲーセンがあったのですが現在ではクラブセガの1件のみ(歩いて鶴見川を渡って少し行くとラウンドワンはありますが)となりました。
そんな綱島駅前に2000年代中頃までは1フロアながらけっこうな広さをもっていたゲーセンが「AM PIA綱島」でした。名前の通りパチンコ屋が母体のゲーセンだったためゲーセンの凋落が深刻化しだした2000年代の終わりには姿を消し1階のパチンコ屋を増床させていましたが、現在はさらに別の店舗(居酒屋とボルタリングジム)へと変わっていました。
現在、相鉄線の延伸絡みで再開発の進む綱島駅近辺ですが、かつての「色街」の匂いはどこまで掻き消えるのでしょうか。
余談にはなりますが、同じ東横線沿線だと新丸子駅近辺も同様の歴史があり、現在でも綱島街道を通ると丸子橋の手前でいきなりラブホテルが1軒デーンと建っているのがその名残だったりします。