かつて「ゲームのある風景」だった場所

うろ覚えの記憶だけを頼りに、かつてゲームセンターやゲームショップ、他にもゲーム関連の店舗や施設のあった場所の「今」を見ていくだけのページです。時々変なノスタルなんかも交えて。

【川崎市】2019年まで生き残っていた街のゲームショップ

【うろ覚えデータベース】
店名:シータショップ 溝の口
場所:JR 南部線 武蔵溝ノ口駅東急線 溝の口駅 徒歩5分以内
閉店・閉鎖時期:2019年3月24日

 

80年代のファミコンブーム以降、決して安いものではなかったゲームソフトの供給源として一定の役割を果たしていたゲームショップ。2000年代に入ってからはゲーム市場の変化と流通の問題で、個人経営や中小のチェーン店がバタバタと消えていきました。

 

そんな中で大半のゲームショップでは他事業との並行や非電源ゲーム(TCGなどのカードゲーム)の取り扱いで生き残りを図ってはいたものの、時流に抗えず消えていった店舗はゲーム好きの方ならよく目にしていたと思います。

 

そのなかでもつい昨年、2019まで生き残ってはいたもののついに閉店したのが川崎の溝の口を始め数店舗あった「シータショップ」となります。過去に書いたこの記事

 

ossan-car.hatenablog.com

 この記事中にあった「これまた雑食性ゲーマーのオアシスとなっていた某ゲームショップ」が今回紹介する「シータショップ溝の口」になります。

 

こちらについて調べていると、溝の口を始めとした全てのシータショップが2019年3月頃に閉店していたとの事で、そのことを伝える記事が「湘南経済新聞」のサイトに残っていました。

https://shonan.keizai.biz/headline/2588/

以下、記事からの引用です。

運営元であるアプライドの室原克彦さんは「ゲーム業界全体の低迷に加え、パッケージ販売からダウンロード販売に切り替わっていくなどの流れもあり、藤沢店だけではなくシータショップ全店の閉店を決めた。年度内の閉店を目指したため、お客さまには急な案内となった。これまでご愛顧いただいたことを感謝したい」と話した。 

現在も残存している溝の口店のTwitterアカウントからは閉店決定直前までゲーム大会等のイベントや情報発信を積極的に行っていた様子が伺い知れます。

そんなお店が閉店してからもうじき10ヶ月(※この記事作成時点)、店舗跡は居酒屋になっていました。

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三階の窓部分だけが往時を偲ばせています